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検査科
検査科の職員 集合写真

常勤25人、非常勤3人の合計28人のスタッフで検査を行っています。業務は検体検査や生理理検査、超音波検査、細菌検査、病理検査、核酸増幅PCR検査と様々な分野にわかれており、各分野の専門技師が検査を行っています。

  平成28年 平成29年 平成30年 令和1年 令和2年
検体検査数 1,909,083 2,000,235 2,004,404 2,250,213 2,243,280
輸血単位数 28,874 19,432 6,277 15,166 14,393
細菌検査 19,105 20,801 21,428 22,167 21,428
心エコー 5,937 4,898 5,238 5,526 7,217
胸腹部エコー 7,289 6,376 6,501 7,618 8,888
生理検査 24,123 23,391 22,055 27,142 29,584
病理細胞診件数 4,001 4,187 4,088 4,313 4,702
剖検 6 4 7 13 10

検体検査部門

検体検査部門では外来採血、血液、尿、生化学、免疫血清、ホルモン、感染症、腫瘍マーカー、輸血検査などを行っています。 検体検査は患者様から採取された検体で検査を行います。
主な検査材料は、患者様から採血した血液ですが、尿や便、胸水や腹水など様々なものがあります。


血液検査

シスメックス社のXN-2000という測定機で、血液中の白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビンなどを測定し貧血や炎症がないかなどを調べます。 また、アークレー社のGA-1170とうい測定機で、血糖値を、HA-8170という測定機で、HbA1cを測定しています。


凝固検査

セキスイ社のCP-3000という測定機で、出血傾向がないかなどを調べます。また、ISK社のWBA-Neoという測定機で、血小板機能を調べています。


尿検査

栄研化学のUS-2200 という測定機で、糖、潜血、蛋白などを測定し、腎機能障害を調べます。また、シスメックス社のUF-1000iという測定機で、尿中の細胞や細菌なども調べます。


便検査

便中の潜血や虫卵の有無などを検査します。便中の潜血検査では消化管の出血を見つけることができ、胃がんや大腸がんの早期発見につながる場合もあります。


生化学検査 免疫血清検査

生化学自動分析装置(c8000)と免疫発光装置(i2000SR)の連結型を2台導入し、血液中の蛋白質、脂質、各種酵素、電解質などを測定し、全身の健康状態を調べます。内部・外部精度管理を実施することで正確な診療情報の提供に努めています。


アボット社のアーキテクトという測定機で、感染症、ホルモン、腫瘍マーカー、薬物濃度などを調べます。

  • 感染症検査:HBs抗原、HBs抗体、HCV抗体、TPHA抗体など
  • ホルモン検査:THS、FT3、FT4など
  • 腫瘍マーカー:AFP、CEA、CA19-9、CA125、PSA、F-PSAなど
  • 薬物濃度:バンコマイシン、フェニトイン、フェノバルビタール、バルプロ酸、ジゴキシンなど

輸血検査

輸血検査ではコンピューター管理システム(BTDX2)により輸血製剤の在庫管理や出庫処理を一括管理しており、また全自動輸血装置を導入し血液型判定や抗体同定検査、輸血前試験の迅速な対応が可能となりました。また大量の輸血が必要となる心臓大血管手術の件数も増加し輸血によるリスクも増えましたが、検査科では患者様に安全な血液が輸血できるように少しでもリスクの少ない血液製剤の提供を心がけています。


核酸増幅PCR検査

PCR専用室にてPCR検査を実施しています。感染力のあるウイルスは安全キャビネット内で安全に作業をおこないウイルス遺伝子を検出させます。新型コロナウイルスの検査においては最も精度の高い検査とされています。


その他の迅速検査

インフルエンザなど、迅速に検査結果が必要な検査については、迅速キットによる対応を行っています。

  • 迅速検査項目:インフルエンザ、マイコプラズマ、β溶連菌、ロタウイルス、アデノウイルスなど

健診センター

病院に隣接して野崎徳洲会病院付属研究所1階に健診センターを開設しています。健診専任技師と病院技師とが協力し人間ドック、各種健診の検査を行っています。
病院では行っていない特殊な検査を行うこともあります。