婦人科

乳がん検診

当科では、子宮がんや卵巣がん検診と共に、乳がん検診も合わせて受けていただくことができます。マンモグラフィはもちろん、場合によりエコーの検診も併用しますので、より確実に乳がんを発見することができます。

●「乳がん」は女性のがんで最も多い

がんの罹患率も死亡率も、全体的には横ばいまたは減少傾向のある中、乳がんは明らかな増加傾向にあり、女性のがんの中でも最も多いがんになりました。

●40歳・50歳代での罹患率が多いのが特徴

一般的にがんは、加齢とともに罹患率が上昇し、罹患率・死亡率共に80歳代でピークを迎えます。しかし乳がんは40歳代で罹患率が高まり、50歳・60歳代で死亡率のピークを迎えます。

罹患率とは
一定期間内に新たに発生した患者の単位人口(10万人あたり)に対する割合のことです。

死亡率とは 一定期間内における死亡数の単位人口(10万人あたり)に対する割合のことです。

年齢調整率とは がんは高齢者ほど罹患率・死亡率が高くなり、年々上昇する傾向にあります。
こうした年齢構成の変化による要因を除いた割合のことです。

●乳がん増加の理由

乳がんは、女性ホルモンとの関係が深いがんです。乳がんの増加要因には、現在3つの点が指摘されています。
●食生活の欧米化:栄養状態が良くなり、女性ホルモンの分泌が増えています。
●晩婚や少子化:女性ホルモンにさらされている期間が増えています。
●肥満:閉経後の肥満女性では、肥満でない女性に比べて脂肪組織でつくられる女性ホルモンが多くなります。そのため、閉経後に乳がんになる人も増えています。

【乳がんのリスクが高い人】

■片側の乳がんになった人
■若い人よりは40歳以上の人
■血のつながった親類に乳癌になった人がいる(近い関係ほど危険率が高くなる)
■子供を産んだことのない人
■30歳をすぎてから初めて出産した人
■生理が12歳よりも早く始まった人や55歳を過ぎても終わらない人
■肥満、アルコール常習、閉経後の喫煙

乳がん検診

●乳がん検診による早期発見・早期治療が死亡率低下のカギ!

日本の乳がん罹患率(乳がんになる人の割合)や死亡率が上昇する一方、乳がん罹患率が日本よりはるかに高いイギリスやアメリカなどは、死亡率は年々低下しています。
その要因は、60%を超える高い「乳がん検診」の受診率。日本では24%程度しかありません。中でも大阪府の受診率は悪く、ワースト5位以内に入るほどです。

乳がん検診の流れ(大東市の場合)

01.予約

まずは、お電話:地域医療連携室 健診係 072-818-0035(直通)もしくは来院(1F予約センター)にて、マンモグラフィ事前撮影と診察日の両日の予約を取っていただきます

 

02.検査(マンモグラフィ)

上記設定のお日にちにて、マンモグラフィの撮影を行います。
■マンモグラフィ(乳腺・乳房専用のレントゲン)
触診では見つけることができない小さなしこりや、微細な石灰化の発見が可能です。しかし、乳腺が発達した若年層では白く写り、がんを発見しにくいという点もあります。

 

03.診察(問診・視診・触診・マンモグラフィ・結果説明)

設定の診察日に、受付にて問診票の記入と着替えを行っていただききます。
視診により、乳房の大きさや形・左右の乳頭の位置・皮膚の状態・ただれや異常分泌がないかを目で見て判断します。
触診により、しこりの有無や、しこりの場所や大きさ・形・硬さ可動性などを確認します、
※エコーは、検診で異常があった場合に予約を取り後日行います。

エコー検査は保険請求になりますのでご注意下さい。

 

■超音波(エコー)検査

X線を使わないため、妊娠中の方でも安心して受けることのできます。乳腺が発達している若い女性でも、乳腺の状態が比較的正確に把握できます。しかし、しこりを作らないタイプの乳がんは発見しにくいという点もあります。