心臓センター

手術・治療について

大動脈瘤手術


1. 安全確実な手術をめざします。

2. ステントグラフト手術
手術不可能例、重症例の胸部、腹部大動脈瘤に対し、積極的に行っています。 胸部、腹部に創部を作らず、リスクが低い術式です

術後の対応
1. 術後の患者様に関する問い合わせ

術後の患者様で創部の問題、再発、等手術に関する問題がありましたらいつでも見させていただきます。


2. 術後の定期観察

術後、半年後、1年後そしてその後1年毎にかかりつけの先生方との協力のもと手術に関連した術後 遠隔期の再発、合併症に対し術後外来で対応させていただきます。

冠動脈バイパス手術

心臓の動脈(冠動脈)の動脈硬化により、狭心症や心筋梗塞に陥った血管をバイパスする手術です。
当院では、人工心肺を使用せずに冠動脈バイパス手術を行います(95%は人工心肺非使用)。その術式は従来の人工心肺を装着する冠動脈バイパス手術に比べリスクの少ない術式です。

心臓弁膜症手術(大動脈弁、僧房弁、三尖弁、弁膜症の手術です。)

心臓には4つの部屋(右心房、右心室、左心房、左心室)があり、血液は大静脈から右心房に入り、右心室、肺動脈、肺静脈、左心房、左心室の順に流れ、左心室から大動脈へと送り出されます。心臓弁は心臓内の血液の流れを制御する重要な役割を果たしています。右心房と右心室の間に三尖弁(さんせんべん)、右心室と肺動脈の間に肺動脈弁、左心房と左心室の間に僧帽弁(そうぼうべん)、左心室と大動脈との間に大動脈弁があります。弁の開放によって血液を流し、閉鎖によって逆流を防いでいます。弁に障害があると、弁の開閉が適切に行われなくなります。

<正常> <正常> <弁膜症>
【閉鎖不全症】

弁に閉鎖不全が生じると、いったん心臓から押し出された血液がまた元の心臓の部屋に逆流してしまいます。弁がこのような状態では必要な血流量を全身に送り出せなくなり、逆流した血液で心臓に大きな負担を与えます。症状としては体を動かした時に息切れがしたり、呼吸が苦しくなったりする等の症状が出現します。

【狭窄症】

弁に狭窄が生じると、心臓のポンプ効率が悪くなり十分な血液量を送りだせなくなってしまいます。加齢・動脈硬化による狭窄症やリウマチ性の狭窄症があります。いずれにおいても狭窄症では弁は石灰化して癒着をおこしてしまい、弁の動きを悪くしてしまいます。その結果血液の流れも制限されてしまう訳です。閉鎖不全症と同じような症状の他、『狭心痛』(きょうしんつう)という運動したときなどに現れる胸痛発作が起こります。

治療法

弁形成

患者さんご自身の弁を温存する形で修繕する方法です。
弁形成はワーファリンが不要で、かつ長持ちしやすく再手術の可能性が極めて低い術式です。(若年者に最も適しています)

(※ ワーファリンとは血液が固まらないようにするお薬です。出血などの合併症があります)

弁置換

壊れた弁を切除して、下記のような人工弁に置き換える手術です。


1. 生体弁(ウシ、ブタ)

ワーファリン不用だが、10〜15年で再手術の可能性が高くなります。

2. 機械弁(カーボン)

弁そのものは100年以上もつようにできています。ただし血栓予防のためにワーファリンが一生必要です。ワーファリンを正しく使えば再手術の可能性は低いです。