脳神経外科

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脳神経外科の活動状況

1.脳卒中部門

24時間救急を受け入れ、迅速な治療を行っています。発症4時間以内の脳梗塞では、適応を選び、r-tPAを用いた血栓溶解療法も行っており、無効な場合は血栓溶解療法や緊急バイパス術などを行い良好な結果を得ています。手術では、くも膜下出血(脳動脈瘤)、脳動静脈奇形、硬膜動静脈奇形、内頚動脈・椎骨動脈閉塞性疾患、高血圧性脳内出血などが対象となります。くも膜下出血に対しては早期開頭手術を基本方針とし、全身状態不良のケースで血管内手術も行います。高齢者や重症例に対しても積極的に治療を行い、社会復帰可能な例も見られています。未破裂脳動脈瘤やAVMでは血管内手術を積極的に考慮し、低侵襲で安全な治療を目指しています。最近急激に増加している頚動脈疾患については初期治療は外科的手術(CEA)とし、再発例に対してはステント留置術を行います。更に当院では、これら脳卒中の患者に対して発症早期より積極的なリハビリテーションを行い、良好な機能回復の獲得と社会復帰に努めています。

2.腫瘍(オンコロジー)部門

悪性脳腫瘍(悪性神経膠腫、悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍) 良性脳腫瘍(髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫) 悪性神経膠腫に対しては、肉眼的全摘出に努め、その後放射線、化学療法、BRMや免疫治療などの補助療法を積極的に行っています。補助療法については従来から中川らが開発したVP-16とCDDPの超選択的動注療法や、米国特許を有するFdUrdの腫瘍切除腔内への投与療法などを行い、外来では経口抗がん剤テモダールで治療を行っています。しかし未だに化学療法の効果は不十分と言わざるを得なく、現在進行中の遺伝子解析からの分子標的治療が期待されています。また当院では悪性脳腫瘍の予後不良因子として最悪な癌性髄膜炎に対しても従来のメソトレキセート(MTX)やシトシンアラビノシド(Ara-C)に加えて、独自のフルオロデオキシウリジン(FdUrd)やSodium butyrateの持続髄腔内投与により良好な治療結果を得ています。良性脳腫瘍においては、下垂体腺腫に対して内視鏡を使用したより低侵襲な経鼻下垂体手術や、手術ナビゲーションシステムの導入により、安全かつ確実な腫瘍摘出術が可能となっています。

3. 脊髄・脊椎部門

頸椎ヘルニア、変形性頚椎症、後縦靭帯骨化症、脊髄、脊椎腫瘍、脊髄動静脈奇形などを対象に治療を行っています。特に、頚椎症性脊髄症に対して前方および後方固定を行い、十分な徐圧と強固な固定が得られ、神経機能の回復が得られています。

4. 機能的疾患部門

顔面けいれん、三叉神経痛、舌咽神経痛など。基本手術治療(微小血管減圧術)ですが、症例によりボツリヌス(ボトックス)治療も行っています。今後痙縮や疼痛、てんかんに対しても積極的に関わっていく予定です。

5. 脳神経血管内治療

脳神経血管内治療とは頭蓋内や頚部の血管性病変に対して直接患部を切開せずにカテーテルという細いチューブ(マイクロカテーテル1mm強)を用いて治療を行う方法の総称です。もともと脳血管撮影という、脳の血管をカテーテルと造影剤を使って撮影する検査から発展した手術法です。全身の血管は大動脈を介してすべて繋がっているため、足の付け根や肘の内側の血管など、体の表面近くを通る太い血管(鼡啓部、手首、上腕、頚部など)からカテーテルを挿入し、脳の血管まで進め様々な道具(コイル、閉塞/拡張用の風船のついたカテーテル(バルーンカテーテル)、ステントと言われる金属性の筒など)や薬品(血栓溶解剤、血管拡張剤、抗がん剤など)を用いて病気を治療します。


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