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前立腺センター

前立腺がん診断

前立腺がんの検査の流れ

PSA(前立腺特異抗原)検査

採血をして血液中のPSAの量を測ります。PSAとは前立腺で特異的に作られるたんぱく質の一種で、前立腺がんになるとPSA値が増加します。
PSA値は前立腺がん以外の異常でも上昇することがあり、値が高いからといって前立腺がんということではありません。また、PSA値が正常でも前立腺がんが見つかることがあります。

◆PSA基準値

4ng/ml以下

正常(定期的にPSA検査をして経過観察)

4.1〜10ng/ml

グレーゾーン

10.1ng/ml以上

前立腺がんの可能性が高い


超音波検査(腹部エコー)

通常人間が聴くことのできない数MHz〜十数MHzの超音波を使って非侵襲的に病気を調べる検査です。これといった副作用も無いことから医療現場では頻繁に行われる検査の一つです。


直腸診

医師が患者様の肛門から指を入れ腸の壁越しに前立腺に触れて硬さや大きさなどを調べます。非常に原始的ですが重要な検査になります。


MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)

強力な磁気と電波を利用して臓器の断層像を撮影する検査になります。



前立腺針生検

がんが疑われる場合、前立腺組織の一部を採取して顕微鏡で調べます。
肛門から専用の超音波器具を挿入し、前立腺を観察しながら針を刺して組織を採取します。
当院ではなるべく苦痛のないよう、腰椎麻酔をかけ経会陰的生検(陰のうと肛門の間の皮膚より刺入)を2泊3日の入院で実施しております。


CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影)

X線を使用して臓器の断面を撮影する検査になります。
前立腺がんが他の臓器やリンパ節に転移していないかを調べます。




骨シンチグラフィー

がんのある骨に集まる性質を持つ放射性物質を静脈注射し、全身の骨を撮影します。
前立腺がんが骨に転移していないかを調べます。