呼吸器外科

呼吸器外科の紹介

野崎徳洲会病院では、令和元年10月から専門診療科として呼吸器外科を新設し治療スタートいたしました。私、平山は同年11月から徳洲会グループ病院から当院に赴任することとなりました。当院では呼吸器疾患を主として治療する専門担当科がなく、一般内科など諸科のご尽力で対応して参りました。当院には呼吸器内科がまだございませんが、今後同科の新設に努力すると共に、上記のように進行した癌患者さまもできうる限りの医学的対応(関係諸科、看護科、薬剤科、リハビリ科などの協力のもと)を当科でも担って参ります。

当科では、呼吸にかかわる臓器(主として肺・気管・気管支)の病気に対して、外科治療を主たる手段、武器として治療します。病気でいうと、肺癌、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍などの腫瘍性疾患、気胸などの気腫性肺疾患、また炎症性疾患である膿胸や肺化膿症が治療の対象となります。肺癌は、原発性肺癌(肺からできた癌)、転移性肺癌(ほかの臓器癌が肺に転移したもの)です。縦隔腫瘍は胸の中心部に位置し、心臓に前、両肺に囲まれた部位にある脂肪に似た組織で、そこにできた腫瘍です。気胸は肺の脆弱になったブラ(肺嚢胞)から空気が漏れて、肺が押しつぶされて、呼吸困難や胸痛などを引き起こす病気です。胸壁腫瘍は文字どおり、胸の壁にできた腫瘍です。以上のような病気を、全身の機能を詳しく検査、調べることで手術ができるかを判断します。このような病気が見つかるまでに既にほかの病気(糖尿病、高血圧、腎不全など)を患われていても手術可能かも判断します。肺の外科治療では、胸に創をつくり、残す肺を傷めないように、慎重に治療を行います。創の大きさは、2-3cmの創を3ヶ所作ることで手術することも可能で、当院でもそれが主流です。病変の拡がりによっては、以前のように大きな開胸創が必要な手術もあります。今後、最新の治療を取り入れつつ対応いたします。当院にはロボット支援手術のできる機材(ダ・ヴィンチ)もあり、今後同治療を行うべく準備いたします。また、手術での治療が難しく、進行した肺癌に対しても、生検検査で確定診断し、その生検組織の遺伝子検索を行い最新の治療を行っています。

病気が治療され、笑顔で退院できるように院内スタッフ一丸となり日々努力をして参ります。令和3年から呼吸器外科専門医認定修練の関連施設として準備をすすめて参ります。

呼吸器外科スタッフ

呼吸器外科 部長
平山 伸 (ひらやま しん)
資格
  • 呼吸器外科専門医
  • 外科専門医
  • 外科指導医
  • 日本医師会認定産業医
  • 外科認定医
  • 労災補償指導医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本呼吸器外科学会
  • 日本職業・災害医学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本肺癌学会
  • 日本内視鏡外科学会