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呼吸器サポートチーム(RST)
2学会合同によるRST認定を取得

RSTとは人工呼吸に関わる多種の職種が専門的知識を持ち寄 り、より安全・より快適・より効果的な人工呼吸を提供し、早期に人 工呼吸器からの離脱が可能となるようにサポートするチームです。 野崎徳洲会病院では平成29年4月に医師、看護師、理学療法士、 臨床工学技士で組織され積極的に活動をしてきました。平成31年 3月に日本呼吸療法医学会と日本呼吸ケア・リハビリテーション学 会の2学会合同によるRST認定を取得し、4月からは臨床検査技師 も加わることになり、より適切な医療の提供を目指して活動してい きます。

医師、看護師、理学療法士が賛同・参集し、「少しでも楽な呼吸」と「少しでも早い離脱」を目標に活動を行っています。主な活動としては毎週水曜日に回診を行って患者さんの状態を把握し、多職種が専門的知識を持ち寄って、それぞれ違う角度から意見を出し合いながら検討し、主治医や病棟看護師へ治療方針のアドバイスを行います。それによってより良い呼吸療法を提供できるようになることが目標です。

今までの主な活動内容として週に1回の ラウンドを基本に必要時の臨時ラウンドも 行ってきました。平成30年では50回、のべ 291人の人工呼吸器装着患者を回診し、 30人の人工呼吸器離脱を可能にしました。
院内の統一呼吸マニュアルを作成 し、それに沿った指導を行っていま す。さらに呼吸療法スキルのボト ムアップと安全性向上を目的に 勉強会を積極的に開催しており ます。

今では横断的なコンサルテーション件数も増え、呼吸ケアの質の 向上と呼吸器疾患の発症予防に寄与できていると自負しています。